軽度の小児ぜんそくとは?小児科の先生に聞いてみた疑問まとめ

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こんにちは、しゅっです。

突然ですが、あなたは ぜんそくというとどんな症状を思い浮かべますか?

  • ヒューヒュー、ゼーゼーという苦しそうな呼吸音
  • 息が苦しくなる発作がでる
  • 朝夕に咳がでる
  • 寝ているときに、咳がでたり息苦しくて目が覚める
  • 運動したときに咳がでる

こんな症状が一般的に知られていますよね。

先日5才の娘が小児ぜんそくの診断を受けました。

しかし、上記のどれも該当しない軽度のぜんそく

今回は 小児ぜんそくについて、軽症ゆえの素朴な疑問と小児科の先生からのお答えをまとめてみました。

小児科受診のきっかけは…

朝夕涼しくなり始めたころ、娘がときどき軽い咳をするようになりました。

熱もないし元気だし、病院に行かなくてもそのうち治るかな
幼稚園でも風邪が流行っているし

風邪と疑うことなく2ヶ月ほどが過ぎました。
しかし悪化もしなければ、回復もしないまま咳が続いていたので、小児科を受診してみることになりました。

そして、まさかの小児ぜんそくの診断。

私を含め身近な家族にも ぜんそくを患っている人がいなかったことと、思っていた ぜんそく症状とはかけ離れていたこともあって、ピンとこないというのが正直なところでした。

看護師

小児ぜんそくの原因は?

アレルギー、ダニ、ほこり、花粉、ペットの毛、タバコ、ストレス、天候気候、ウイルス、激しい運動…

原因を特定するのは難しそうですが、間違いなく室内の掃除はしたほうがよさそうです。

検査は?

ぜんそくの検査はいくつか種類があるようで、7〜9才くらいにならないとできないそうです。先生は『7才でできたら天才!』ともおっしゃっていました。

薬は?

処方されている薬は2種類。1日1枚の貼り薬と、1日2回の飲み薬です。

ぜんそくの薬

発作がでたときの発作止めの薬ではなく、発作を予防するためのものです。

ぜんそくの治療は下の2つに分けられます。

  1. 発作がでないように予防する治療
  2. 症状がでているとき、発作がおきたときに抑える治療

軽度の場合は❷はなく、発作を予防するための薬を毎日飲みます。

重要

小さいうちは症状を言葉で正確に伝えることが難しいので、子どもの普段の様子を一番よく知っている おうちの人が最終的にお薬を選びます。

いつ、どんなときに咳がでるのか、呼吸が苦しいのかを観察しておくことが大切です。

子どもの普段の咳の具合をみて、『なんとなく薬の効きがイマイチだから、次回は吸入薬を試してみよう』という感覚で良いそうです。

治るの?

小児ぜんそくの8割くらいは成長とともに完治するのだそうです。

子どもに長期間、投薬し続けることに不安を感じますし、自然に治るだろうといって放っておくのもNGです。

発作を繰り返すと気管支が狭くなったまま戻りにくくなり、その結果、ぜんそくも悪化し治りにくくなってしまいます。

親子の手

咳が出るのはどんなとき?

ぜんそくの原因にもよると思われますが、娘の場合は咳がでる条件が全く不明です。
室内でも屋外でも、運動時でも安静時でも、とにかく偶発的に咳がでているといった様子です。

また、〝先月は1日に数回息苦しかったり咳がでたりしたけれど、今月は1日に1回咳がでる程度〟というような症状の波もあるようです。

なんとなく運動したときに発作がでるイメージですが、そうとも限りません

薬の止め時は?

〝そういえば最近、ぜんそくの発作がなくなった〟と感じたら、先生と相談して徐々に薬を減らしてみる。
これが ぜんそくの薬の止め時だそうです。

まとめ

なんだか子どもの風邪が長く続いてるな、軽い咳だけどなかなか治らないな、と思い当たることがあるなら一度、小児ぜんそくを疑ってみても良いかもしれません。

小児ぜんそく専門の外来もありますが、診てもらえるのが小学生以上だったりします。まずはかかりつけの小児科に相談してみましょう。

薬を調整することによって、咳をコントロール。長く付き合っていくもの。

こんな心構えでいることが大切なようです。

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