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メルカリの出品画像が商品のスニーカーだけだと、何だかそっけなくて物足りない…
メルちゃんやソランちゃんのハンドメイド作品を販売している作家さんのショップでは、着用画像は必須。洋服単独よりイメージが湧きやすいですし、とにかく可愛いですからね。
やっぱりメルカリに出品するときにスニーカーを履いているメルちゃんの画像を載せたい!
けれど大人の事情があり、メルちゃんを登場させることができません。ハンドメイド商品を販売したいときに気をつけなければならないこと
ハンドメイド商品を販売するときに気をつけなければならないこと
そんなモヤっとした日々を過ごしていたある日、ふと一句思いつきました。
オリジナルの着せ替え人形を作ってしまえばいいのでは!?
というわけで、メルちゃんの友人として、メルカリのファッションモデルとして、初めてのオリジナルフィギュア作りに挑戦してみたいと思います!
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contents
こんなのが作りたい
完成イメージはというと…
- 頭と手足は弾力のある素材
- メルちゃんみたいな洋風顔。白目のない和風顔のぽぽちゃんが苦手…
- 抱き心地重視。胴体は布で綿を詰めて柔らかく。
- テディベアみたいな動かせる手足
理想は高く!
果たして完成までたどりつけるかどうか分かりませんが、さっそく作っていきましょう。
頭部の原型を作る
完成までの おおまかな流れはこんな感じ。
最終的に型をとって、なんらかの素材を流し込んで複製したいので、まずは元になる原型を石粉粘土で作ります。
石粉粘土はダイソーで調達しました。
できればラドールを使いたかったのですが、自転車で買いに行ける距離に購入できるお店がないので断念…。
頭の中心には発泡スチロール球に新聞を巻いたものが入っています。新聞で粘土を節約、とくにメリットはありませんが軽量化。
適当に丸めて作り出したので左右対称にしていくのが難しいです。目鼻口の前に、いったん粘土を真球にしてから凹凸を作ればよかったのかも。
紙やすり(#60番)で滑らかに。
首と胴体を繋ぐときのために、裏側は穴を掘っています。首が動くタイプのソフビ人形みたいになる予定。
頭部の原型がひとまず完成しました。
デコボコしていた頭頂部が5日目には見事な一休さんになりました。
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型を取る方法
『後頭部の型』と『顔面の型』の2面型っぽくしたいので、どこかに繋ぎ目ができることになります。なるべく目立たないほうがよいので、髪の毛の生え際の中〜あご下を繋ぎ目にします。
黄色い線→髪の毛の生え際ライン。赤い線→後頭部の型と顔面の型の繋ぎ目のライン。
さて、問題はどんな素材を使って型を取るかです。
一般的には、複製したいオブジェやフィギュアをシリコンで型を取る方法が知られています。
シリコンの型取りの場合は、油粘土や型取り用のブロックや離型剤、デジタルスケールなど他にもいろいろ必要なものを揃えなくてはなりませんが、量産したい人やいろいろ型取りしてみたい人はこちらが良いです。
私はあまり使う機会がないので1kgのシリコンは余ってしまいます。なので、今回は別の方法を試してみようと思います。
まずは後頭部の型をとってみる
後頭部は、シリコンシーラント&片栗粉で型を取ってみます。
主な材料はこちら。
- シリコンシーラント
ホームセンターの建築資材コーナーにあります。本来は水回りのシーリングに使うものです。 - コーキングガン
シリコンシーラントを絞り出す道具。これがないと絞り出すことができません。 - 片栗粉
スーパーで100円ほどで売っている馬鈴薯の粉。 - 手袋
ポリプロピレンやポリエチレン製のもの。 - 混ぜるもの
割り箸など。コンビニのスプーンでもよいですが、窪んだところにくっついたシーラントが混ざらないので微妙です。 - 敷くもの
新聞でもラップでも、全力で養生しましょう。
売り場にはシーラント的な似たようなものがたくさんあるので、迷ったらこれをオススメします。
やり方を簡単に説明すると『シーラントと片栗粉を混ぜたもので型を取る』だけです。
いつも目分量で重さを測ったことはないのですが、混ぜる割合は、だいたい シリコンシーラント:片栗粉が1:1の割合が目安です。
使う量も勘です。料理の味付けと一緒。
ドバッと出した片栗粉の上に、シリコンシーラントを絞り出します。
ヘラで片栗粉をすくってシーラント表面にまぶしていくイメージで混ぜます。臭い。屋外で作業したいレベル。
ある程度まとまってきたら…ポリ手袋がかったのでやむなくポリ袋(泣)
手でこねて均一に混ぜます。
ひとかたまりになってベタベタくっつかなくなったら完成です。
油粘土のような触感です。表面を滑らかにして丸めますが、最も肝心なところをカメラに収めるのを忘れるという大失態。
あとは型を取りたい面にゆっくりと密着させていきます。
前述の赤い線が見えなくなるまで覆い隠します。
埋め込み完了。
このままだと、片栗粉を混ぜたシリコンシーラントが自重で原型から離れてきてしまいます。
完全に乾燥するまで原型と密着させておくために、トイレットペーパーを巻きつけました。なんだかオシャレ。
あとは乾燥するのを待つだけです。
シリコンシーラントは空気中の水分と反応して硬化していきます。
シーラントと片栗粉、型取りの結果
92時間後、型からはずしてみました。
はい、耳が取れました。
耳は最後に付け足したパーツなのでもともと強度はありません。木工用ボンドで補修しました。
もげた耳はさておき、型は問題なく取れている模様。
後頭部なので最後は毛に覆われますし、そこそこのクオリティで良しとしましょう。
しかし原型に黒いシーラントがわずかに付着しているところをみると、やはり原型にはなんらかの離型剤を塗布する必要がありそうです。
次回はもっと慎重に、原型を破壊することのないように、石粉粘土とシリコンの離型剤の実験をやってみようと思います。
では!