オリジナルのフィギュアの製作③|両面の型とり完了

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メルちゃんのお友達を自作、オリジナル着せ替え人形の製作の続きです。

前回の作業はこちら。

アイキャッチ画像 オリジナルのフィギュアの製作②|型取りと離型剤

オリジナルのフィギュアの製作②|型取りと離型剤

いよいよ顔面の型取りです。
いつもは適当に混ぜているシリコンシーラントと片栗粉の混合割合もきちんと重さを測って調べてみようと思います。

離型剤がわりにシリコンスプレーをかける

あとで型が外しやすくなるように、シリコンスプレーを吹き付けました。

離型剤としてシリコンスプレーを吹きかける

シリコンシーラントと片栗粉を混ぜる

とりあえず片栗粉を50g…にしたかったけど54g。

片栗粉54g

続いてシリコンシーラントを絞り出します。シリコンシーラントが56g。

シリコンシーラント56g

混ぜます。

混ぜる

かなりベタベタするので片栗粉を追加。

片栗粉28gを追加

片栗粉を28gを追加。
再びこねて程よい硬さにします。丸めて表面を滑らかにしたら、原型と型の間に空気が入らないように鼻の頭からゆっくり密着させていきます。

手が汚いので、この工程の写真が毎回撮れません…

顔の型を取る

 顔側を全部覆ったら真っ黒いポケモンのモンスターボールみたいになりました。

余った片栗粉28g

残った片栗粉を確認。28g。

追加した片栗粉が28gだったはず……。

混合割合は、片栗粉:シリコンシーラント≒1:1。


ポリ手袋にくっついてる分も減っていますし、ベタベタしたものの重さを正確に測ろうとすること自体無謀でした(笑)
片栗粉とシリコンシーラントの混合割合は、だいたい1:1くらいが目安になりそうです。

混ぜるときに重さを測る必要はなさそうです。目分量で。

顔面の型を剥がしてみる

シリコンシーラントのパッケージに硬化時間の目安が書いてあるので

表面が固まるまで:10分〜20分
完全硬化:7日

※目地の形状・材質によって異なります。

とりあえず硬化するまで1週間待ってから離型してみました。

離型

パカっととれました。
型の内側、顔の表面に細かい気泡が見えるので、型の精度は完璧とはいえません。
この型をもとにたくさん複製するなら型の取り直しをしなければなりませんが、今回複製は一回きりなので細かいところは複製したときに修正することにします。

両面型、完全硬化を待つ

シリコンシーラントの硬化中は、メチルエチルケトオキシム(MEKO)という有害ガスが発生します。

まだ少し臭い…ということは完全に硬化していないということなので、このまま何日か放置します。

そもそも本来の用途とは違うので、芯まで完全に硬化するのかどうか謎ですが。

複製するための素材を探す

型の臭いが取れるのを待つ間に、型に流し込む素材について考えてみます。ここで決める素材が人形のお肌になるのでとても重要。

理想は、ソフビ人形よりもう少し柔らかいくらいの硬さ。細かい(笑)

とにかく複製する素材となりそうなものを調べてみたら面白そうなものを発見。

超軟質造形用樹脂

乳白のウレタン樹脂、透明の造形樹脂、スポンジができる造形用樹脂の3タイプあるようですが、スポンジフォームが気になります。

しかも樹脂硬化後の着色が可能とは至れり尽くせり。

専用の顔料で色付け可能。

予算オーバー。
メルちゃんくらいのサイズの人形を作ろうと思ったら、製作に必要なデジタルスケールや離型剤なんかも含めて2万円くらい?かかりそうな気配です。

手のひらサイズのフィギュアやスクイーズ作りの機会には使ってみたいです。

ぷにぷにの樹脂 ↓

レジン

シリコン型の複製の王道、エポキシレジン。

フィギュア複製のハウツーが確立されていて安心感は半端ないですが、複製品の柔らかさは諦めなくてはなりません。

そして複製に必要なものの多いこと。
レジンに、デジタルスケール、ブロック、油粘土、離型剤、手袋、防毒マスク…

毎回これがネックになって未だ手を出したことのないレジンキャストですが、今回もまた不採用ということで。

シリコンシーラント

シリコンシーラントに片栗粉を混ぜたもの。
型取りに使ったものと同じです。でもなんとなく複製素材にも使えるような気がしています。

本来シリコンでは不可能な硬化後の着色も、片栗粉が混ぜ込んであることによって多少の着色(メイク)が可能です。


…というわけで、

次回は、シリコンシーラント+片栗粉で複製するとどうなるかの実験をやってみたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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オリジナルのフィギュアの製作④

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