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〝ベランダで米作りをする〟の第5回目。
お天気に恵まれなかった8月、逞しく実をつける雑草(クサネム)とは対照的に細々と命をつなぐ稲。
今のところ、米が収穫できそうな気配もありません。
実が付いているなら、もうそろそろ出てきても良さそうな時期かなと思っていた矢先…。
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contents
田植えから3ヶ月(9月半ば)
よく晴れた日に稲を観察していると、一本しかない茎の中に陽の光に透けてポコポコしたものが隠れているのを発見!
細い茎が一本ばかりの稲なので、あまり期待していなかった実ができているようです。
明日にでも茎のてっぺんから一番上の実が顔を出すのではないかと楽しみにしていたら、
翌日、すでに飛び出していました。
ついに出穂
まさか稲穂が自宅のベランダで拝めるなんて!
出穂と書いて〝しゅっすい〟と読むなんて!
昨日、稲穂の気配を察知してから24時間と経たないうちに5センチも飛び出していました。思ったより成長が早くてビックリです。
そして、さらに翌日。
茎から飛び出した穂の長さが10センチに。
なにやら花が咲き始めているようです。ところどころ黄色い おしべみたいなものが出ています。
満開へ
出穂から3日後、穂の長さは14.5センチになりました。
1日あたり5センチのペースで伸びていますね。
穂の長さは16.5センチ。
心なしか、日に日に葉が少しずつ黄色く変色しているような気がします。弱ってる??
穂の長さが伸びるのは完全に止まりました。
稲穂の花は満開を迎えた様子。
稲の花粉。花粉症の人にとっては憎き存在(笑)
一つの花が開花している時間は1〜2時間。
籾殻になるところの中に、めしべが隠れていて勝手に受粉するのだそうです。うまいことできてますね〜。
もしも稲が、虫が花粉を運んで受粉させるタイプの植物だったらと思うとゾッとします。
一株にできる米粒の数も結構なものですから、相当数の虫を呼び寄せることになりそうですよね。
それが田んぼ規模だったら…想像してはダメです。
イモチ病?
明らかに葉が黄色くなり、元気がなさそう。
葉っぱの栄養が穂に吸い取られた?とも考えましたが、どちらかというとなにかの病気のような気がします。
先日、鉄腕DASHでイモチ病のことをやっていたのを観て『これかも!?』と思いましたが、
幸か不幸か、我が家では他の稲にも感染するリスクはないので放置します。
白っぽくなっている籾殻はスカスカ、黄緑色のムチムチした籾殻はうまく生育しているようで指で触ってみると硬いです。
食べる目的で育てているわけではないので、余裕で合格点です。
それにしても葉の数がもうちょっと欲しかった…
収穫
近所の田んぼではいつの間にやら稲刈りが終わり、すでに天日干しされてしまっていました。刈り取った後の株から新しい葉が伸びているあたり、凄まじい生命力を感じます。
ここのお宅のお米はさぞかし美味しいことでしょう。
帰宅してベランダの稲をみると『同じ稲なのか!?』と笑いたくなってしまいます。
出穂からおよそ1ヶ月半で米は熟すそうです。
我が家の稲もちょうど頃合い。
もしかして刈ったら新しい葉がでてくるやも!?と、一縷の望みを抱いて刈り取ってみましたが、
その後、株には何の変化も起こりませんでした。
精も根も尽き果ててしまったようです。お疲れ様でした。
刈り取ったお米の方はというと、茎がまだ青々としているので風通しの良い勝手口のドアノブに吊るしてあります。
ある意味、ドライフラワーのようでお洒落です。
乾燥したらいよいよ正月飾り作り。
稲わらが本当に少ないので、これを正月飾りにしつらえるのはなかなかの難題です。
次回、バケツ稲最終回ー
一握りの稲わらを生かして、どうにかこうにかイイ感じの正月飾りを作る過程をレポートします。お楽しみに!