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和紙の花でつくる、ちいさな植物標本箱
薄紫のマーガレット、可憐なスズラン、そして赤いアネモネ。
すべて和紙で制作した花を、ミニチュアサイズの植物標本箱に収めました。
どこか理科室を思わせる佇まいと、手のひらサイズの愛らしさ。
「眺めて楽しむ植物標本」をテーマにした、静かな世界観の作品です。
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和紙の花を、一輪ずつ手作業で
花びらや葉の形は、すべてハサミで一枚一枚切り出しています。
和紙ならではの繊維感や、やわらかな色のにじみを活かしながら、立体的に組み立てました。
同じ花でも、角度や重なりによって表情が微妙に変わるのが、和紙の面白さ。

こちらはアネモネ。
赤と白のグラデーションの境目を花びらの形に切り抜きます。

スズランの花は、白い和紙を小さくちぎり丸めて表現しています。

マーガレットは、とにかく花びらの数が多い植物。
切る、貼る、その作業を無心で繰り返しながら、少しずつ形にしていきます。
標本台紙と、アンティーク風の仕立て
標本台紙にはコーヒー染めを施し、ほんのりと経年を感じさせる風合いに仕上げています。
無機質になりすぎないよう、やさしい色合いを意識しました。
インスタントコーヒー1粒に水2滴。
自分なりにたどり着いた“黄金比”で染め、紙の縁が少し濃くなるように仕上げています。
コーヒーのいい香りが広がるこの作業は、制作工程の中でも特別幸せな時間です。
ちなみにコーヒー自体は飲めませんが。
左上に記した番号は、制作のたびに変えているため、同じものはひとつもありません。
それぞれに番号と植物名を添え、植物標本らしい雰囲気を大切にしています。
お花と茎が組み上がったら、次は葉を切り取る工程へ。
この3種類は葉の形がそれぞれ個性的で、作っていてとても面白い部分です。


アネモネとマーガレットは葉の切れ込みが複雑なため、特に慎重さが求められます。
桐材から作る、ミニチュア標本箱
標本箱は、桐材をカッターナイフで切ったり削ったりしながら製作しています。
サイズは約32×45mm、厚さ約12mmの小さな箱。
上面には透明のポリスチレン板をはめ込み、
作品を保護しつつ、すっきりと中が見える仕様にしました。

デスクやインテリアに、植物博士気分を
デスクワークの傍に。
棚の一角や、小さなドールハウスの装飾としても。
生花のようなお手入れは不要で、
季節や気分に合わせて気軽に飾れるのも、和紙の花ならではの魅力です。



3種の花について
・薄紫のマーガレット
・スズラン
・赤いアネモネ
それぞれ異なる表情と雰囲気を持つ花を、標本という形でひとつにまとめました。
並べて飾ることで、より世界観を楽しんでいただけます。
静かに眺める時間を楽しみたい方へ。
小さな植物標本箱が、日常の片隅にそっと寄り添います。

購入はこちらから。
→minne https://minne.com/items/43251758
→iichi https://www.iichi.com/listing/item/2691994
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