この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ART on OGAWAWASHI SizeA4 project、 小川和紙を使った作品展に向けて作品を作っています。
いつもより少々大きめサイズのお人形です。
いつもは親指の爪くらいの頭ですが、今回は直径が3センチくらい。
どこまで大きく作れるだろうと、ふと疑問に思ったので、ダイソーの大きいサイズのボンド容器をベースに一度作ってみました。
小さなドールの愛らしさが全く維持できそうにもなく、何だか不気味になったので途中でやめました。
気を取り直して、中間サイズにトライ。
どうやらこの中間サイズ(3センチ)が上限のようです。
広告
contents
胸像と台座を作る
ロングヘアの女の子の胸像を作っています。
やはり台座があった方が作品レベル高見えするので、土台になる木材と棒を用意しました。
しかしこの土台作りがなかなかの難問でした。
まずは、ステンレス切断。
ホームセンターで買ってきた1メートルのステンレス丸棒(直径3ミリ)を短く切ろうとしたのですが…
これがなかなかに固い。
3ミリ径だから切れるでしょ、と侮っていたところがあったのですが返り討ちに遭いました。
ステンレスさん、ごめんなさい。
ダイソーの金属用ノコギリと根性でどうにか切断できました。
ちゃんとした切断加工ツールがないと、もう一回切ろうとは思えません。。
そして、直径7センチくらいの円柱状の木材。
中心部分に穴を開けようにもドリルやキリはありません。
そこで思いついたのが、精密ドライバー。グリグリ穴をあけました。
結構垂直に開けたと思った穴でしたが、所詮はフリーハンドなので、ステンレス棒を刺してみてガッカリしました。
結構傾いてる…。
先に下調べすればよかったと後悔するも時すでに遅し。
思い立ったらすぐやりたい性格が仇となり撃沈しているところで市販品の存在に気づきました ↓
でもちょっと小さいな。
棒のないホビー用の台座もあるけれど ↓
棒が付いているものに憧れる自分。
棒つきのフィギュア台座を自作
仕方がないので自作しました。
今後あまり使う機会のなさそうなドリルなどの工具は買わずに、一般家庭にあるものと知恵を使って。
材料は、
- 石塑粘土(土台)
- ステンレス棒
- わりばし
- 糸
- レジン
- 台になるもの(ハードカバーの本やら缶詰など)
こうすれば垂直に棒がつけられるのでは、と考えたのがこちら。
最終的に、ぶら下げて重力で垂直な状態を作り出します。
土台作り
まずは土台の用意です。
図のように真ん中を少しくぼませた円柱状の土台を石塑粘土で作りました。
上面の円の中心には、レジンを流し込む用のくぼみを作ります。
くぼみの大きさは、固定するステンレス棒の直径よりひとまわり大きめ。
棒を固定した後に、粘土でくぼみを埋めてやろうという魂胆。
土台上面の中心点には、ペンで印をつけておいて。
完全に乾燥したら次の工程に進みましょう。
垂直棒を立てる
下の図のような、ピタゴラスイッチ的な装置をセッティングします。
UVライトがあればレジンを硬化させるのに便利ですが、持ってないので晴れた日の窓際で作業を行いました。
平らな場所で、カーテンを閉めたら作業開始。
- ステンレス棒の端にテープで糸を固定。
- わりばしを固定する台を用意する。
私はトマト缶とツナ缶を使いました。 - 土台を置いて棒の位置を調整。
糸の長さやわりばし下の台の高さを調整して、棒の先が土台の中心にギリギリ触れないようにセッティングします。 - レジンをくぼみに投下。
棒の先端が浸るくらいの量のレジンをくぼみに流し込みます。 - カーテンオープン
糸で吊り下げた棒が完全に静止したらレジンを硬化させる。
完全にくっついたら上部のくぼみを再び石塑粘土で埋めて平らに。
乾燥すると収縮するので、平にするには少々手間がかかりました。
ヤスリがけしたり、色をつけたりして完成です。
ちゃんと測るのを忘れてしまいましたが、高さが18センチくらいだったかな?
この作品は寄付させていただいたので、Art on Ogawa-washi Size A4 project展の会期終了後も、紙すきの村 2階ギャラリーに展示されています。
ステンレス棒について
ステンレス棒を無駄なく安く用意するための知恵。
必要なステンレス棒の太さや長さのもよりますが、100均が超有用です。
最初に買ったステンレスの棒は、直径が3ミリで長さ1メートル。
近所のホームセンターで500円近くしました。
上の完成作品に使用したのは、もう少し細いステンレス棒。
こちらはダイソーで購入しました。
元スポンジラックです。
今回必要だったのは長さが10センチほどだったので、ダイソーのキッチン用品のスポンジラックから切り出して使いました。
太さは多分2.5ミリくらい。
キッチンやバス用品のワイヤーラックはステンレス製が多いので、意外と選択肢があります。
ホームセンターで購入したものは、苦労して切断した挙句、使い道がなくて余ってしまいました…
細めのステンレス棒を少量お探しでしたら、まずは100均をのぞいてみるとよいでしょう。
教訓
この度得た教訓は、
木材に垂直に穴を開けるのは難しい。
ステンレスの棒を切るのは難しい。
ってことでしょうか。
というか、台座を用意してからその大きさに見合った作品を作っていけばよかったのでは!?
計画性ってホント大事ですな。