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前回の続きでーす。
消しゴムの丸みを利用して、人差し指のさきっちょくらいの小さい顔(頭)を作っています。
どんどん表情が出来上がってくるので、作るのが楽しくなってくる回でもあります。
前回は顔のベースの形が完成したので、いよいよ消しゴムから取り外します。そして目鼻口などの細かい部分を仕上げていきましょう!
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顔の周りを広げる
ある程度貼り重ねていくと厚みと強度が出てきます。
変形しないくらいの硬さになったら、消しゴムから取り外してみましょう。
取り外してみて貼り重ねが足りないと感じたら、また消しゴムに被せ直して調整します。
取り外した段階では、顔のパーツはお面のような形をしているので、アゴ下〜側頭部〜頭頂部あたりまでさらに広げます。
上の画像でグレーの紙を貼ってあるところが拡張した部分です。人差し指にスポッとはまる円柱状です。
アゴを少し尖らせる
拡張した部分の形を整えるためにアゴ下に切り込みを入れます。
ピンク色の部分を重ねて貼ると、アゴがシャープな感じになります。
同じ要領で、右頬と左頬にも切り込みを入れて少し重ねて貼ります。
貼り合わせたところが目立つのでさらに上から和紙片を貼ります。完全に乾いたらヤスリがけ。表面が滑らかぁになるまで、この作業を何度か繰り返します。
これで顔の輪郭が完成しました。
鼻と唇をつくる
いよいよ鼻と口にとりかかります。
下の画像は、鼻、上下の唇、アゴに肉付けしたところ。小さくちぎって適当に丸めた和紙をくっつけただけなので、ふざけた顔をしています。
ここからさらに、小さくちぎった和紙を重ねて貼っていきます。
私は、マチ針や刃先が1ミリちょっとのマイクロナイフを使って整形…もとい成形しています。
あとは、それぞれのパーツの高さに注意しましょう。
横から見たときには、鼻が一番高く、次に上唇、下唇、一番低いのがアゴです。
顔を下から見たときの鼻や口などのパーツの位置関係にも注意。
アゴの向こうに下唇、下唇の向こうに上唇、そのまた向こうに鼻、おでこ…という具合に並んで見えます。
いろんな角度から見て、歪みがないかチェックしまくりましょう。
今回は頭巾をかぶるので耳は作りません。耳の作り方が気になる方はこちらへ。
鼻から下の造形は完成です。
ちょっと鼻低めのドールです。いつも鼻ぺちゃ気味なのは個人的嗜好。
首の角度や太さなんかは、前回記事の人の頭の形・顔のパーツの黄金比率のおさらいを見てください。
記事にするとサクッと終わっちゃう感じがしますが、この作業をしていると気づいたら何時間か経っています…
まぶたとまつ毛をつくる
お好みでまぶたを作りましょう。
まぶたを作れば二重っぽく、作らなければ一重っぽくなるので、まぶたの工程はすっ飛ばしてもOK。
顔の裏側からまぶた用に小さくカットした紙片を貼ります。
ボンドをたくさんつけすぎたり、ボンドが適量でも塗る位置がマズイと、表から見たときにボンドがはみ出し、まぶたがベトベトになってしまいます。
まぶたの開き加減で、表情がずいぶん変わります。
眼球がなくても、こちら(↓)は伏し目がちに見えます。
こちら(↓)は正面を見ている感じ。
次に、まつ毛を作ります。
まつ毛に使うのは、透けるほど薄い典具紙(極薄紙)。
まぶたを作る時と同様に、小さく切った紙片を裏側から貼ります。まつ毛は、表から見たときに、まぶたからはみ出すか はみ出さないかのギリギリのところに貼りましょう。
まつ毛ボリュームが足りないなと感じたら、さらにもう一枚紙片を追加で貼ります。ツケマ2枚重ねみたいな感じですね。
まつ毛ができました。
まつ毛の色が思ったより濃くなりました。たいてい和紙の色を選んだときの印象より濃く仕上がります。ボンドが染みるせいかな?
まつ毛用の和紙の色選びの時は、イメージした色よりもワントーン明るめの和紙を選ぶといいと思います。
2回で終わるはずだったのに、案外長くなってしまいました。次回は血の気のない顔をメイクアップします。
お読みいただきありがとうございました!