ミシン選び｜SND-333

これは２年半ほど前にミシンが壊れて買い替えた時の体験談です。

ミシンは安いものは１万円くらいから売られていますが、あまりに安いものだと布を重ねて縫うことができないので、雑巾すら作れません。逆に高額すぎても、用途以上に高性能なものだと宝の持ち腐れになってしまいます。
自分にとってのベストな一台に出会えるように、購入を考えている方は試しに読んでみてください。

初代のミシンが…

メルちゃんのスニーカー作りにハマっていた最中に故障した初号機。
ある日突然、縫っても縫っても糸にテンションがかからなくなってしまいました。糸がブチブチ切れる！縫っただけで下糸が鳥の巣みたいにモジャモジャ！！

…なんて派手な症状もなく、一応縫えてはいるものの、上糸も下糸もユルユルで、縫い目はまさに伸びきったラーメンのようでした。

初号機は家庭用のJUKIミシン。
十数年前、学生時代に日本一大きい蒲田のユザワヤで深く考えず適当に購入したものです。値段は忘れましたが、シンプル機能のエントリーモデルで、◯十万円もするようなものではありません。
とりあえず修理！と、自宅近くの生地&ミシン屋さんに持ち込んでみましたが、修理するより買い替えた方がコスパ的にも良いという流れに…

修理より購入！？オススメされたのは

十数台のミシンの中から、お店の方におすすめのミシンを紹介してもらったので、ひとまず全力で型番と価格を脳ミソに叩き込み、その日は帰宅しました。
そしてそれがこちら。

SINGER　SND333　税込138,240円（当時は消費税が８％）
参考：シンガーミシン製品情報

この日、必死で型番を覚えて帰ったのも、当然ネットで探したら同じものがもっと安く売られているのでは？と思ったからです。
が、しかし！見つからないのです…シンガーの公式サイトに型番と小売価格が載っているだけ。どんなに探しても販売しているサイトはおろか、クチコミも情報もほぼゼロ。情報過多のこんな時代に！

諦めた私は、後日再びお店を訪れ、コトの真相を教えていただきました。

実はそのミシン、シンガーミシンを取り扱う優良販売店でしか購入できないモデルであることが分かりました。

購入を決意する！？

気になるお値段はというと…
初号機を下取りしてもらったため定価の半額以下の税込６万円となりました。
購入を決意したもののそこそこ大きな出費に震えていると、お店の方のご好意で現金で４回分割払いにしてもらえました。
その当時、キャッシュレスの風は微風どころか無風だった私にとっては、とてもありがたいお話でした。

さっそく持ち帰り、使ってみましょう。

新しいミシンの使い勝手は

これまで、ほとんどスニーカーを縫うことにしか使っていませんでしたが、娘の入園準備の時にはレッスンバッグやマスクを作ったりもしました。
キルティング生地３枚重ね＋2mm厚のアクリルテープ、分厚くてハラハラする部分もキレイに縫えました。

基本的な機能はこんな感じです。

ミシンに精通している訳ではないですが、初心者にも扱いやすい、THE 家庭用！という感じです。ボタンホールもつくれますし、よほどこだわってクオリティの高さを追求しないかぎりは、おうちの中のことはなんでもできる使いやすいミシンかな〜と思います。

当然ながら、どんなものを縫いたいかをはっきりさせておくと、お店の人にも相談しやすいです。わたしのミシン選びの条件はこんな感じでした。

シンプル設計のこのミシン、私はとても使いやすくて気に入っています。あとは、ひたすら長生きしてくれることを祈りつつ。

最後に

チェーン展開している手芸屋さんや、家電量販店で購入してポイントもゲットするのもアリですが、街のミシン屋さんで一度情報収集してみるのもよいかなと思います。滅多にないこととはいえ、トラブルが発生した時や使い方が分からない時など、いつでも助けてもらえる心強さはネット販売にはない専門店ならではのメリットです。

ミシンは、価格から性能までとにかく種類が豊富なので、自分にベストな一台をネットのクチコミだけで選ぶのは難しいです。

頻繁に買い替えるものでもありませんし、一度買うと長いお付き合いになるミシン。お値段もピンからキリまであって、正直なところお買い得なのか、ボッタクリなのか分からず仕舞いだったりもします。安さ重視で購入して、実際に使ってみたら役に立たない、お蔵入り！なんてことにならないように納得のいくお買い物ができるとよいですね。