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こんにちは、しゅっです!
今回は、和紙人形はヒトではなくネコです。
ピノキオみたいな関節の動く、お座りできる関節可動式の操り人形を作ってみます。
糸ナシの糸操り人形、さっそく作っていきましょう!
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contents
ネコの顔づくり
人間の顔も猫の顔も基本的な作り方は同じ。
ベースの和紙におでこや頬、鼻などの凸の部分に和紙を貼って盛りました。
しましまトラネコになる予定。
青い瞳は、前回作った女の子の瞳を作ったときに一緒に作っておきました。
顔を作りながら、手足をどう作っていくかを思案中。ボディもとりあえずのコケシ体型です。
腕をつくる
まずは新聞紙をきつく丸めて手足っぽいものを作ってみました。
これをヤスリで削って、きれいな形に削りだしてやろうという算段です。
しっかり巻いてあるので強度は申し分ないのですが、硬すぎて削るのはかなり骨が折れます。
結構頑張って削り終えたところで、残念なことに気が付きます。
ヤスリで必死こいて削るとどうしても角が少し取れてしまいます。ここはシャキィィッッと直角でいてほしかった…
それに削った断面が黒い。新聞ですからね。
というわけで、新聞紙を使うのは諦めて方針転換。
トラネコ色の和紙(揉紙)を使います。
端を2ミリほど折ってボンドで糊付けしながら、七つ折りにしました。ボンドが完全に乾くと、かなり硬くて丈夫な木材のような質感になります。
見た目はミニチュアの玉子焼き(笑)
この長〜い玉子焼き状のパーツを、寄せ木細工の要領で組み立てて腕を作ることにしました。
肘の関節の曲がり具合もいい感じ。
腕ができたところで、ボディには腕を固定するための穴を開けました。
これといって穴を開ける系の道具がなかったので、右肩から左肩までの1センチほどの厚さを、直径が1ミリくらいの細い棒ヤスリで地道に貫通させたのですが
親指にマメができました…地味に痛い上に、もう一ヶ所開けないと(泣)
前足・後ろ足をつくる
痛む親指にムチ打って、脚作り。
ちなみにネコの膝は矢印のところだそうです。知らなかった〜。
腕と脚も揃ってきたところで、いよいよトラネコをトラネコたらしめるシマ模様を貼っていきましょう。
この作業だけをピックアップすると、本当に貼り絵を製作しているような気分。
関節の軸つくり
関節を可動式にするためには、蝶番(ちょうつがい)でいうところの軸に当たる部分を作らなくてはなりません。どうやって作るか考えた中から最終候補に残った2つを試してみることにしました。
1つは、和紙(の繊維)。もう1つはジーンズ用のポリエステルのステッチ糸。
和紙に漉き込まれている繊維をピンセットで引っ張り出して、ボンドで繋ぎながら撚り合わせます。
思ったより頑丈な細い紐ができました。
一方、ステッチ糸。
糸の上で細かい凸凹になったレジンがそのまま硬化し、触れるものは皆傷つけてしまいそうなノコギリ状の棒になりました。これを通したらネコの方が削れそう。
強度アップのために施したレジンが100パーセント裏目に出た模様です。
和紙から作った紐、採用。
関節をつなぐ
手足が全て完成したら、いよいよ関節をつなげる作業。
まずは、肘と膝。
固定したあとに軸が見えないように、黄色の和紙を貼ってカバーします。
最後に手足とボディを繋ぎます。
和紙から作った紐は、裁縫の糸のように柔らかくはないです。柔軟性のない紐、最初の玉結びは問題なく結べても、右腕、ボディ、左腕を通したあとの玉結びは難しいんじゃない??
と、思いますよね?
実際やってみると、難しくな…くはないんです(笑)
想像通りの難しさです。1回失敗してちぎれました。
そして、完成間近というこの段階にきて、足の取り付け角度が気になり始めました…
思い切って修正しました。
金ヤスリを少し濡らしながら余分な部分を こすっていくと、消しカスみたいな削りカスがポロポロ出てきます。
できあがり
首に赤い紐を結んで、手のひらにすっぽり収まるネコの和紙人形の完成です。
ネコの横顔の輪郭と目線が好きです。
ティッシュ箱の上で。
瞳の中の色のグラデーションがすごく上手くいきました。
給湯器パネルの上なんかにも ちょこんと座れるサイズ。
茶トラ以外の模様のネコも作ってみようかな。
//////// 追記:作ってみました ↓ /////////
最後までお読みくださりありがとうございました!