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こんにちは、しゅっです！
ある日、田舎の母が庭で育てた野菜たちを持ってきてくれました。
その中には正体不明の実が…
ワンピースの単行本を９２巻くらいまでは購入していた私には、どうみても悪魔の実にしかみえません。
聞けば、その名を〝キワーノ〟というそうで、尾田栄一郎さんとは一切関係がないようです。
育てた張本人である母も、キワーノの扱いが分からないというので調べてみました。
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キワーノとは？
アフリカ原産のウリ科キュウリ属のつる植物。和名は〝ツノニガウリ〟。
チクチクしていて不気味な模様…その風貌は、まさに南国フルーツといった感じがします。
ちなみに緑色の実は、完熟前の状態。
緑色の実は固くて、完全に無臭で、触るととにかくトゲが痛くて攻撃的。
追熟させるには、野菜の保管では定番の『涼しくて風通しのよいところで保存する』必要があります。
というわけで、完熟になるのをしばし待ち______
２ヶ月後、ついに実がオレンジ色の完熟状態になりました。
一般的にキワーノの収穫時期は夏の終わりごろ。
母が収穫したのが１０月はじめ、完熟したのが１２月。
ずいぶんと日持ちするようです。
早速、切ってみましょう！
固かった実は熟して少し弾力があり、わずかにウリっぽい香りがするようなしないような。
この上なくトロピカルな色ですね。
ザクロのように種が透明のプルプルに包まれています。
キワーノの味は
とりあえず素材の味をいただいてみましょう。
トロトロつるつるした食感に、ほんの少しだけ爽やかなウリの味。
味という味はほとんどありません。これをメインで楽しむというよりは、何かのトッピングにしたりとか、混ぜたりといったサブ的な存在でしょうか。
娘も食べてみました。
……………………(長い沈黙)…………………おいしい……？
みたいな反応でした。
…でしょうね(笑)
夫に至っては完全拒否。
めげずに他にもよくある食べ方を試してみました。
いろいろな食べ方と、その感想。
・ハチミツをかけて食べる
一番シンプルな食べ方ですね。
スプーンで中身を掻きだし、ハチミツをかけていただきます。種は取り除くべくも無いので甘噛みくらいで食べるものなのでしょう。
味はほぼ、ハチミツです。
なんか混ざったハチミツ。そんな感じです。なぜコレを食べているのかよく分からなくなります。
先ほどは、味を はかりかねていた娘はというと…
『おいしくない！』と一言。味がハッキリ認識できたようです。
・ヨーグルトに混ぜて食べる
次に試したのは、ヨーグルトに混ぜて食べる方法。
感想はハチミツと同様。
なんか混ざったヨーグルト。
不味くはないですが、そこまでして食べなければならないものなのかというのが正直なところ。
生のままだと何をやっても同じ結果が目に見えるので、思い切って加工してみることに。
・キワーノ入りクッキー
おそらくはキワーノ最大の魅力であろうプルンとした食感を封じるべく、クッキー生地に混ぜて焼いてみました。
レシピはこちらを参考に ↓↓
料理が嫌いでもギリギリ頑張って作れるクッキーレシピです。
美味しくなかった時のことを考えて、分量は控えめに作りました。(小麦粉４０g・砂糖１３g・マーガリン２０g)
まずはクッキー生地をこねて最後にキワーノ1/2個分の実を混ぜました。キワーノの水分でベチョっとしてくるので、適当に小麦粉を追加して硬さを調節しました。
小分けにすると、鮮やかな黄緑色と白いクッキー生地の色合いが、枝豆の混ざった蒸しパンのようで可愛いです。画像撮り忘れました…
オーブンで焼いて、いざ実食！
おいしい！！！
クッキーにしたら娘も絶賛しました。
表面に露出していたプルプルの部分は完全に消失し、クッキー内部に閉じ込められていたプルプルは程よい隠し味に。
松の実やカボチャの種、ナッツが混ざったクッキーに似た食感です。
キワーノの消費でお困りの方、プルプルしたところが苦手な方は、ぜひクッキーに混ぜて焼いてみてください。おいしいです♪
おまけ
私は一度も見たことがないのですが、キワーノはスーパーやデパートで売られていることがあるようです。
ネットでも見かけますが、記事を書いている今は１２月、季節はずれなので品切れです。
Yahoo!ショッピングだと、多肉植物の専門店で種が売られているのを発見 ↓
多肉植物ワールド／ククミス（ツノニガウリ）(Cucumis metuliferus)の種子
ゴーヤによく似ているので、グリーンカーテンにもなります。
キワーノの種や苗を探すなら春に、実をお取り寄せするなら収穫時期の夏以降が良いようです。
