この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

野原で何気なく目にするシロツメクサ。
よく見ると、一本の茎の先に無数の小さな花が集まって、丸い一輪の花のように見えています。
今回は、その構造をそのまま縮小した和紙のミニチュア・シロツメクサの作り方をご紹介します。
広告
contents
使用する材料
あとは、根気です。
本物を観察するところから

まずは本物のシロツメクサを観察。
細い茎の先に、小さな白い花が密集して球状になっています。
タンポポと同じく、「小さな花の集合体」が一輪に見えるタイプの植物です。
この構造を踏まえ、
茎を作る → 花を少しずつ貼り重ねて球体にする
という流れで制作していきます。

左から、細切りの和紙/こより状の茎/貼り始め/半分/完成。
茎作り
緑色の和紙を、幅1mmほどに細く切ります。
木工用ボンドを少量つけながら、指先でコロコロ転がしてこより状に。
細く、まっすぐすぎず、少しだけ自然な揺らぎがあるくらいが理想です。
花作り(色の工夫がポイント)
- 和紙を折りたたみ、4〜5枚まとめてハサミでカット
- 形はごま粒サイズのしずく型
- 尖った方にボンドを少量つけ、人差し指と親指で軽く丸めて円錐状に整える

丸めた先端が茎側になります。
シロツメクサの花のてっぺん部分は、よく見るとほんのりグリーンがかっています。
そこで最初に、白い和紙を黄緑色の色鉛筆で軽く着色した花びらを3〜4個作ります。

ここで
「最初から黄緑の和紙を使えば?」
と思われるかもしれませんが、それだと色が分かれすぎてしまい、ミニチュアとしては不自然。
白和紙+色鉛筆のほうが、境界が柔らかく自然になじみます。
茎に花を貼っていく
まずは、着色した花びらを茎の先端から貼ります。
向きは、一番長い面が茎側になるように。

4〜5個貼ったら、次は白い花びらへ。
要領は同じですが、今回は根元側だけを色鉛筆で黄緑に着色します。

少しずつ、少しずつ。
球体を意識しながら、隙間を埋めるように貼り重ねていきます。
ミニクリップを使うと楽
製作中は、ミニ目玉クリップで茎を挟むと作業が安定します。
- 赤いクリップ:花パーツ15個ほど(まだ半分くらい)
- 青いクリップ:30個ほど貼った状態(完成)
数は目安ですが、これくらいでシロツメクサらしい密度になります。

完成
小さな花を無心で切って、丸めて、貼る。
単純な作業の繰り返しですが、出来上がったときの達成感は格別です。
ミニチュアドール用の小物や、和紙作品のアクセントとして。
身近な野の花を、和紙で表現してみてください。

製作の裏話や新作情報はInstagramでも
製作風景・途中経過・新作のお知らせなどをインスタグラムで発信しています。
フォローいただけると励みになります。

