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今年も田植えの季節が来るたびに思うことがあります。それは〝稲をベランダで育てられないか〟ということ。
調べてみると、あるんですね〜、そういう稲作スタイルが。〝バケツ稲〟というキーワードに辿り着きました。目的はズバリ、収穫した稲わらで正月飾りを作るため。
お米を食べたいわけではないので稲わらが ひと掴み収穫できればOKです。
そこで今年は、ホコリをかぶっている睡蓮鉢を利用してベランダで稲を育ててみることにします。
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少量の稲の苗を入手する方法
問題は少量の稲の苗をどうやって入手するかです。まずはこれが最初の関門。ここからは考えつく限りの方法を挙げてみましょう。
① JA購買店を訪ねる
野菜の苗や肥料などを扱っているJAの店舗で苗について尋ねてみましたが、1パレット単位からの販売のみとのこと。
このサイトでは、基本的な稲の育て方なども紹介されていてとても参考になります。
②農家の人に分けてもらう
少量だけ稲を育てたいという事情を説明すれば、田植えの後に余った苗を分けてもらえるかもしれません。
私の住んでいる地域では、畑作が盛んで田んぼはほとんどなくこの方法は叶いませんが、もしも近所の農家の方と継続的にコミュニケーションがとれるようになると、その後の稲作りの心強い味方になり得ます。
③メルカリやYahooで購入
メルカリでは種もみから苗まで、量も価格もさまざま出品されています。
Yahooショッピングでは種もみが税込330円。
品種も選べてお手頃な感じがします。
④玄米から育てる
一番入手しやすいのが、この方法ではないでしょうか。
健康効果が高くダイエットにもぴったりな玄米ですが、実は育てればちゃんと発芽します。
普段のお買い物のついでにスーパーで購入できますし、発芽に失敗しても何度でもやり直すことができます。しかも残りは食べてしまえば無駄になりませんし、低カロリー高栄養。
今回は、玄米を発芽させて稲わらの収穫を目指します!
住んでいる地域の気候にもよりますが、4月〜6月頃にスタートするのがよさそうです。
玄米を発芽させるには
まずは玄米(種もみ)が発芽するための条件をチェックしましょう。
- しっかり吸水させる(12時間以上)
- 熱すぎず冷たすぎずの温度をキープ(発芽に適した温度は10〜42度)
- 酸素を供給(朝夕の水換えで水中の酸素を補給)
100%発芽するとも限らないので、とりあえず多めに18粒を育ててみます。
玄米に水分を吸収させる(浸種)
ヨーグルトの空き容器に玄米と水を入れます。朝夕2回12時間おきに水換えをすることで、水中の酸素量が補えます。
発芽するまでの日にちは水温によって異なります。
玄米の発芽に必要な積算温度はおよそ100℃くらい。
積算温度 = 水温 × 日数 なので、水温が25℃なら4日間が目安となります。
思ったよりより簡単に発芽させることができました。栄養素MAXの発芽玄米として美味しくいただくなら、2日目のタイミングで食べてしまいましょう。
発芽のスピードはまちまちですが、4日目の時点で18粒中12粒が芽を出しました。
芽のでた玄米を土に撒く
私のお米知識は、鉄腕DASHの米づくり由来なので…
種まきをする容器も、身近なものでありながら本格的なそれっぽいものにしてみました。
それは、タマゴの空き容器。
一粒一粒、根が絡まないように間隔をあけて撒くと立派な稲に育つのだとか。
使っている土は、ダイソーで購入した『野菜の土』とパッケージに書いてある土。
タマゴパックの9割くらいまで土を入れたら、発芽した玄米を並べます。そして、ギリギリ玄米が見えなくなるくらいの土をふんわりとかけます。
水やりは、土全体がしっかり湿るまで。
泥水に直接種もみを投入する方法もあるようなので、水をやりすぎたからといって腐りはしなそうです。
用意できるのであれば実際の田んぼの土がベストです。
マイ田んぼがあれば、そもそもベランダで稲作したりはしないのですが(笑)
稲作に適した土として荒木田土(あらきだつち)というがあります。
ホームセンターで売られているはずなのですが、わたしが探しに行ったお店にはありませんでした…
そんな時、代用の土は自分でブレンドして作ることができます。
黒土、赤玉土、鹿沼土の3種類の土を使います。黒土6:赤玉土3:鹿沼土1の割合で混ぜたら代用土のできあがりです。
バケツの大きさは10〜15Lの大きさが推奨されているので、土は10L前後必要になります。
土にもこだわって本格的にやってみたい人はお試しあれ。
さて、あっけなく発芽して土に植えた玄米たちですが、無事に土に根を張り育っていくことができるでしょうか。
次回をおたのしみに〜!