
ハンドメイド作品を入れるためのジャストサイズの手のひらサイズの小さな紙箱を手作りしていますが…貼り箱の貼り紙(化粧紙・くるみ紙)を糊で貼るのは如何せん時間がかかります。
ラベルシールを使ったらも〜〜っと簡単に貼れるかも!?と思い立ったので試してみました。
貼り箱の基礎と基本的な作り方はこちらをご覧ください。
☞ 簡単キレイな貼り箱の作り方①
簡単キレイな貼り箱の作り方②
貼り箱の主な材料は、芯材となる厚紙(芯ボール・板紙)、周りを包む用の紙(貼り紙)、接着剤の3つ。
貼り紙は布でも紙でもなんでも使えますが、それを芯材の厚紙に糊を塗って貼る作業は少々時間がかかります。
ラベルシール用紙なら箱のデザインを自由に作りプリントすることができますし、シールなので糊を塗る手間も省けて一石二鳥!
箱のデザインには、なんとなくソレっぽいデザインが簡単に作れるCanva(無料)を使います。
contents
芯材となる厚紙(芯ボール・板紙)をつくる
まずは芯材となる厚紙を用意します。
厚紙の作り方やコツはこちら ☞ 簡単キレイな貼り箱の作り方①

使用しているのは、ダイソーで買った厚さ0.5mmの両面白色の厚紙です。
箱の大きさは 35mm× 40mm、高さ 25mmくらい。
Canvaで貼り紙(無地)のデザインをつくる
無料デザインツールCanvaを使って張り紙のデザインを作ります。
Canvaははじめにアカウント登録を済ませれば基本無料でずっと使えます。イラストレーターほどの多彩な機能はないものの、直感的に操作できるのでその分使い方は簡単です。
まずは、ホーム画面のデザインを作成ボタンをクリックしてA4文書を選択します。

ラベルシールがA4サイズなのでこれが一番分かりやすいかと。カスタムサイズでもよいですが、長さの単位をpxやinではなくmmかcmで設定します。
新しい画面が開いたら、まずは赤い矢印部分の定規を表示します。
定規の表示方法は、上のメニューバーのファイル → ページ表示を設定 → 定規とガイドを表示。
右下のズームスライダーで拡大縮小が調節できるので、ディスプレイに本物のものさしを当てて、表示した定規を実寸と同じ大きさに調整します。
スライダー横の拡大値を100%にすれば実寸サイズになるかと思えばそうでもないようです。うちのパソコンでは105%で定規が実寸になりました。

デザイン編集画面の左の素材 → 線と図形 の中の正方形をクリック。上の画像のように厚紙をディスプレイに当てながら正方形のサイズを厚紙より一回り大きい四角形に調整します。
4つの点線の四角はプリンターのインクの節約術です。
分かりやすく点線にしてありますが、罫線なし透明度100の白い四角形を配置すれば無駄なインク消費を抑えられます。
あとは四角形を好きな色に変更!無地の貼箱の貼り紙が完成です。
Canvaで貼り紙(柄あり)のデザインをつくる
画像のヒマワリ柄はというと…
デザイン編集画面の左の素材をクリックして、さらに〝背景〟〝background〟などと検索するとでてきます。

このヒマワリ柄は無料素材。無料でもわりといい素材が揃っています。
Canvaの使い方をある程度マスターすればゼロからデザインして完全オリジナルのデザインを作ることもできますが、写真やグラフィック素材から好きなものを選べるのはお手軽でありがたいです。
デザインをプリント&箱の組み立て
デザインが完成したらデータをダウンロードします。
上部のメニューバー右端の 共有 → ダウンロード をクリック。
ファイルの種類は、初期設定でPDF(標準)となっていますが、PDF (印刷) に変更してダウンロードするときれいにプリントできます。
用紙の種類設定やサイズ調整などの印刷設定に注意しつつ、ラベルシールに印刷します。

フタ側はヒマワリ柄、底側は紺の無地デザインにしました。
これを切り離して芯材の厚紙に貼っていきます。
貼っていく手順は、のりを塗って貼っていく手順と同じです。
貼箱の作り方はこちら☞ 簡単キレイな貼り箱の作り方②
完成

ラベルシールを貼り紙にした貼箱が完成しました。
作ってみた感想はというと、とにかく楽っっ!!!
のりを塗る作業がないので、超絶時短&手が汚れない、これいいかも!と思いました。

箱の角や折り目もシャープで箱のフチの直線もきれいで、仕上がりも上々です。
コスパ面でもどちらが優れているとはいえない感じです。
のり貼りは、意外と水のりとボンドを消費しますし、画用紙も色数を増やすと在庫管理が面倒でなんだかんだロスがでます。
ラベルシールだと、シール用紙とプリンターのインク代。プリンターのスペック次第なところもありますが、デザイン自由なところが楽しくもあります。
あえてデメリットを挙げるなら貼り直しがきかないところでしょうか。乾く前ののりなら剥がしたりズラして微調整なんてこともできますが、シールだと一度貼り損じたら最後です。
あとは、耐久性や経年変化が気になるところ。
ラベルシールも粘着剤を使用している以上、経年劣化で黄変したりするのかもしれないので、この箱をしばらく(数ヶ月?数年?)観察してみようと思います。
観察結果はまたいつか追記しますが、ここまで読んでくださりありがとうございました〜。